動画

湘北高校に入学した赤い髪の不良少年である桜木花道は、背の高さと身体能力からバスケットボール部主将の妹である赤木晴子にバスケット部への入部を薦められる。晴子に一目惚れした初心者の花道は彼女目当てに入部するも、練習や試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚め、才能を開花させる。湘北バスケット部は監督である安西光義のもと、主将の赤木剛憲と副主将の木暮公延らに加え、花道やスーパールーキーといわれる流川楓らが加入。さらに、前年度のインターハイ県予選ベスト4である陵南高校との練習試合後には宮城リョータと三井寿も部に復帰する。
夏のインターハイ制覇を目指す湘北は神奈川県予選を勝ち進み、決勝リーグへの進出を懸けてインターハイ常連校の翔陽高校と対戦し勝利する。湘北は決勝リーグの緒戦で「神奈川の王者」といわれる強豪校である海南大附属高校と対戦し惜敗するも、前年度のインターハイ県予選ベスト4である武里高校と宿敵の陵南を破り準優勝。優勝した海南大附属とともにインターハイ出場を果たす。
本作は事前の予告なしに、突然連載を終了した。物語がインターハイのトーナメント戦の途中にあり、まだ連載は続くと思われていたことや、後の強敵として登場した名朋工業、愛和学院、大栄学園らとの試合は結局描かれないままに終了したこともあり、全国の読者に大きなショックを与えた。作者井上雄彦は集英社の専属契約制度に相当不満を抱いていたらしく、「続編を描くことを放棄する形で、井上自らが連載を打ち切らせた」というのが真相のようである。この事は井上が週刊少年ジャンプ編集部に対して弁護士を立ててまで強硬に反発した事と、本作連載終了後専属契約を打ち切って講談社にて作品連載を開始した事からも、凡その推測ならびに理解はできる。また、作中にて最後の試合となった山王工業戦で、主人公桜木花道が大怪我を負っているが、この事は連載終了のために張られた伏線だったとも推測されている。
本誌の後書きでは作者が「続きはやりたい」とコメントを残している。実際、本誌上では最終ページに「第一部完」と書かれて終了している。
いい作品だったが一気に盛り上がって突然終わったという感じがしたが、今はだからこの作品が輝いているかもしれないとも思う。
http://